技術概要

リモートセンシングの可能性

リモート・センシング(Remote Sensing)とは、「遠隔探査」のことです。人工衛星や航空機など地上より離れたところから、陸上・海洋・大気など色々な現象を探るための技術です。

ポーラスター・スペースは、超小型衛星により、大型衛星と比較するとコストは1/100、精度はより高く観測することを可能にします。液晶波長可変 (LCTF)フィルターカメラを搭載し、世界最多、数百バンドから選択できる観測を実現します。なかなか進まなかった、リモートセンシングの実利用(農業・漁業・林業・資源)を加速していきます。

マレーシアのアブラヤシ農園

3つのコア技術 – 宇宙から超小型衛星、上空からLCTFを搭載したドローン、地上ではスマホ一体形分光器を使い、スペクトルライブラリーを構築します。ライブラリー分析による様々なソリューションと共に、リモートセンシングの可能性を広げます。

  • 世界随一のオンデマンド高頻度・高精度観測
  • 完全なスペクトルライブラリーの構築
  • ライブラリー分析よるソリューション

3つのコア技術

スマホ分光器(特許第6342594、国際特許番号PCT/JP2017/029791)

小型でありながら、スマートフォン一体とすることで、低価格、高性能の分光器を提供することが可能となりました。

特徴
● スマホアプリにより誰でも簡単に操作することが可能
● 大型の分光器に匹敵する計測結果
● スペクトル計測が容易(画面で計測対象を確認しながらスペクトル測定可能)
● アタッチメント機器追加可能(土壌分析器、鮮度分析器など、各種色測定機器と代替可能)

入射・反射光の角度方位を自動計算、記録し、対象物の写真も付加してネットワークサーバへ送信。
ユーザーが撮影したスペクトル情報を自動的に集積しデータベースを構築。ユーザーへ必要情報を提供。

製品詳細はこちら

ドローン+ LCTFカメラ(特許第6321895、国際特許番号PCT/JP2017/011411)

超小型衛星に搭載しているLCTFカメラを改良しドローンに搭載することにより、より高精度な観測が可能となります。
★高度150 mから 視野150m四方、解像度20cm。

光学スペクトルは撮像角度や方位によって大きく変化します。それを補正するためのライブラリ作成にも、ドローンは力を発揮します。
従来方式の100倍以上の効率でライブラリー構築することが可能となります。

使用例
● 超小型衛星で広域を観測した後、ドローンによりピンポイントで観測します。
● 大規模プランテーションを定期的に観測し、病害虫による被害や収穫時期を正確に把握します。

  • 世界最多数百バンドのLCTF カメラ
  • 150mの高度から視野150m四方の撮影
  • 高解像度 ☆20cm

超小型人工衛星+ LCTFカメラ

波長可変液晶フィルターを応用したカメラは、衛星搭載用で従来のハイパースペクトル観測機器の1/100の価格と重量となります。
超小型衛星のスペクトルカメラの地上分解能は5m。自在な短時間指向による高頻度観測が可能となります。
超小型衛星搭載カメラの視野そのものは広くはありませんが、向けられる視野方向は、LANDSAT衛星などで使われている従来型カメラの約10倍、
最先端のハイパースペクトルセンサーの約100倍であり、これが観測頻度に比例します。

人類の未来を担うリモセンビジネスへ
アジア マイクロサテライト コンソーシアムを構築することによりデータ共有のプロトコルの確立を目指します。

  • 世界最多数百バンドのLCTFカメラ
  • 自在な短時間指向による高頻度観測
  • アジア マイクロサテライト コンソーシアム